用語集
あ 行 か 行 さ 行 た 行 な 行 は 行 ま 行 や 行〜
 

【亜鉛華】
酸化亜鉛。 加硫促進助剤。 多量配合すれば補強剤になる。

【硫黄加硫】
硫黄を加硫剤としてゴムに加え、加熱等の処理をしてゴム分子鎖間を結ぶ反応。

【EPDM】
エチレンとプロピレンの共重合体に不飽和基を持たせたゴム。 耐候性に優れる。

【薄通し】
ロールの間隙を締切り、ゴムを通すこと。 素練り効果、配合剤の分散の向上のために行う。

【永久伸び】
ゴムに伸びを与え、外力を除去した後の残存伸び。

【永久ひずみ】
ゴムに変形を与え、外力を除去した後に残存するひずみ

【SBR】
スチレンとブタジエンの共重合体ゴム。 合成ゴム中最大の生産量。

【NBR】
ブタジエンとアクリロニトリルの共重合体ゴム。 耐油性に優れる。

【押出機】
ゴムをスクリューで押し、ダイから出す加工機。

【押出特性】
押出し速度、押出されたゴム表面の状態、ゴムの形状等から判断される加工性。

【押出ニーダー】
押出し式のゴム練り機。

【加圧ニーダー】
2本のローターを有するチャンバー内で、ゴムを加圧蓋で押さえながら練る機械。

【解重合】
高分子を熱的、機械的、科学的に分解し、分子量を小さくすること。

【架橋】
分子鎖相互間を化学的に結合し、網目構造にすること。

【過酸化物加硫】
有機過酸化物を加硫剤として用いた加硫。

【可塑性】
弾性限度以上の応力で変形し、応力を除去しても原形に戻らない性質。

【型流れ】
型加硫における型内でのゴムの流動現象。

【加硫】
架橋。 分子鎖相互間を化学的に結合し、網目構造にすること。

【加硫ゴム】
ゴムに硫黄などの加硫剤を加え加硫したゴム。

【加硫速度】
ゴムが加硫状態になるまでの速さ。

【加硫平坦性】
加硫の程度が最高値になった後、長時間その値を示す性質。

【加硫戻り】
加硫温度が高すぎたり、加硫時間が長すぎたりして、最適加硫に比べゴムが軟化する現象。

【加硫をタイトにする】
良好な物性が得られるように、十分な加硫をすること。

【ギヤー式老化試験器】
老化の促進試験をするための恒温槽試験器

【キュラストメーター】
ゴムの加硫進行中に加硫特性を測定する機械。(商品名)

【切返し】
ロール練り作業で、ロール上のゴムを切り取り、再びロールへ返す操作。

【金属酸化物加硫】
金属酸化物を加硫剤として用いた加硫。

【グラインダーロール】
ゴム微粉砕用のロール。

【クラッカーロール】
ゴム粗粉砕用のロール。

【合成ゴム】
石油などを原料として化学的に合成されたゴム。

【コニカルフィーダー】
円錐状スクリューの押出し機。

【ゴム炭化水素】
ゴム重合体を構成している炭化水素成分。

【混練り】
原料ゴムと配合剤を混合し、ロール等で配合剤をゴムに分散させること。

【混油】
粉砕したゴムに油、再生剤を混合すること。

【再生ゴム】
加硫ゴムを化学的、物理的に処理して可塑性と粘着性を付与し、原料ゴムと同様に使用できるようにしたゴム。

【再生剤】
再生を容易にするために、脱硫の際に添加する軟化剤等のこと。

【CR】
クロロプレンの重合体のゴム。 耐燃性がある。

【シーティング】
ゴムをロールで所定の厚さのシートにすること。

【脂肪酸処理炭酸カルシウム】
炭酸カルシウムの製造途中で脂肪酸を加え、粉体表面の処理をしたもの。

【新ゴム】
新しい原料ゴムのことを指す。 再生ゴムは含まない。

【スーパーミキサー】
粉砕したゴムに油、再生剤を混合するのに用いる混合攪拌機。

【スコーチ】
早期(初期)加硫。 配合ゴムが貯蔵中や加硫前の加工作業中に加硫を起こし、加工不可能になること。

【ステアリン酸】
直鎖状飽和脂肪酸で牛脂などから造られる。 ゴム配合剤としても用いられる。

【ストレーナー】
押出し機の一種で、途中に金網を置き、ゴムを通過させて異物除去する機械。

【ストレーニング】
ストレーナーでゴム中の異物をとる工程。

【赤外分光分析】
物質に赤外線を照射すると、物質特有の振動数の赤外線が吸収される。 これを利用して物質の同定をする分析。

【ソックスレー抽出】
溶剤の蒸発、還流を利用した抽出方法。 固体中の不揮発性の物質を、揮発性溶媒で抽出する。

【耐磨耗性】
摩擦により物質表面が削れたり、減ったりする損傷に対する抵抗。

【耐油性】
油による体積変化や物性低下に対する抵抗。

【耐老化性】
熱、酸素などにより経時的にゴム等が物理的、化学的性質が変化する老化現象に対する安定性。

【脱硫】
加硫ゴムの架橋部分の切断やゴム分子の解重合をすること。 硫黄を取去るのではない。

【脱硫釜(蒸気圧力缶)】
脱硫処理をするための装置。

【弾性】
外力により変形している物体が、外力を取去るとすぐに元の状態に戻ろうとする性質。

【電気炉】
電熱により昇温する炉。 灰分の分析に用いる。

【天然ゴム】
生育している植物中で生成するゴム。 一般には、ヘベア−ブラジリエンシス樹から得られたもの。

【等方性結晶】
物理的性質が材料の方向に依存しない性質を持つ結晶。

【ニーダー】
2本のローターを有するチャンバー内でゴムを練る機械。

【日光暴露】
日光にさらすこと。 一般に、ゴムを日光暴露すると表面に亀裂が入る。

【粘着性】
ゴムとゴムや、ゴムと他物質とのねばつき。

【配合剤】
加工性や製品の特性を目的に合わせるため、ゴムに配合するもの。

【バッチオフ】
練り上がったゴムをロールからシート状で引き取る装置。

【バンバリーミキサー】
2本のローターを有するチャンバー内で、ゴムを練る機械。 密閉式混練り機。

【引裂抵抗】
加硫ゴム試験片に切込みを入れ、引っ張った時にゴムが引裂かれる応力。

【引張試験】
加硫ゴム試験片を一定の速さで引っ張り、その強さや伸び等を測定する試験。

【分出し性】
ゴムをロールで所定の厚さのシートにするし易さ。

【ブルーム】
配合剤がゴム中から表面に析出して結晶化する現象。

【プレス】
2枚以上の熱盤間にゴムを入れた型を置いて加圧、加硫する機械。

【プレス加硫】
2枚以上の熱盤間にゴムを入れた型を置いて加圧、加硫すること。

【分散性】
ゴム中に配合剤が均等に散在するし易さ。

【ボイラー】
高温、高圧の水蒸気を発生させる装置。

【巻取機】
ロール、押出し機等でシート状にした製品を巻き取る装置。

【未加硫ゴム】
加硫していないゴム。

【ミキシングロール】
2本のロール上へ投入した材料に、せん断を与え混練りするロール。

【ムーニースコーチタイム】
ムーニー粘度計で測定される、未加硫ゴムのスコーチ(初期加硫)時間。

【ムーニー粘度計】
未加硫ゴムの粘度と加硫特性を測定する試験機。

【リファイナーロール】
再生ゴム製造工程中、脱硫後のゴムをロールで薄通しして粒子を均一にし、更に可塑性と粘着性を与えるためのロール。

【リファイニングロール】
リファイナーロール。

【リファイニング ツインロール】
リファイナーロールが2連結したロール。

【ロータリーカッター】
ロールからシート状で取り出したゴムを、定尺にカットする装置。



 

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